7月26日にZoomで開催しました、南北朝時代を楽しむ会の研究部7月度勉強会は、『南北朝遺文関東編』の211~219号文書を読みました。
211号文書…建武2年3月12日「藤原某奉書」『桜井市作氏所蔵色部文書』
虫食いが多く判然としない部分が多いのですが、越後国で建武政権に叛乱した勢力が蜂起し、新田氏をはじめ鎮圧軍が組織され、色部長倫も叛乱軍を鎮圧するよう依頼した奉書。建武政権に不満を持った勢力が越後のみならず、全国でこれから蜂起していくことになります。
219号文書…建武2年3月28日「足利尊氏寄進状案」『相模宝戒寺文書』
足利尊氏が宝戒寺に、相模国金目郷半分を寄進しています。文書のなかで、北条高時の天命がつきて、後醍醐天皇が慈愛に満ちた施しを行い、その中で高時が怨霊となって現れないよう、高時の旧宅に宝戒寺を建立したことが触れられています。
次回は8月30日の20時〜開催!
ご参加お待ちしております。見学希望やお問い合わせは、
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