南北朝時代を楽しむ会は8月30日に、オンライン形式で研究部の勉強会を開き、『南北朝遺文関東編』の219~223号文書を読みました。
219号文書…建武2年3月28日「足利尊氏寄進状案」『相模宝戒寺文書』
前回も輪読しましたが、復習の意味も含め、もう一度掲示します。
後醍醐天皇の慈愛に満ちた心で人々に施しを与えていたが、怨霊や幽霊を鎮めるため、北条高時の館跡に、宝戒寺を建てることにしました。これからは、全ての人々のために、金目郷(神奈川県平塚市)の半分を宝戒寺に寄進することなどを伝えています。
221号文書…建武2年3月「市河助房着到状」『本間美術館所蔵市河文書』
市河助房は、信濃国守護小笠原貞宗の命で、朝敵退治のために、2月29日に甥の市河助保代官として、船山(長野県千曲市)に馳せ参じました。3月3日、市河助房・弟倫房・経助と子どもたちを率い善光寺に馳せ参じたことや、3月16日に府中に向かい、浅間宿に馳せ参じたことなどを伝えます。
次回は9月27日20時より開催!奮ってご参加ください。問い合わせ・見学の希望は、
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