【イベントレポ】南北朝時代を楽しむ会 9月度勉強会を開催!

南北朝時代を楽しむ会研究部の9月度勉強会を9月27日に開き、224号文書と225号文書のみ輪読。
224号文書...建武2年4月10日「後醍醐天皇綸旨」『下野皆川文書』
下野国長沼庄(栃木県真岡市旧二宮町)の用水を下野国中村庄(栃木県真岡市)地頭小栗重貞が違乱しているので、先例により全ての耕作ができようにし、違乱をやめさせるようにしています。
小栗氏は長沼庄近くの小栗の御厨(茨城県筑西市)も領有し、小栗氏は室町中期、京都御扶持衆小栗満重が有名で関東公方足利持氏とも対立。この綸旨は、綸旨万能を象徴する綸旨です。
225号文書...建武2年4月13日「越後国国宣」『斎藤実寿氏所蔵黒川文書』
長井福河斎藤実利法師(法名・円心)が申すには、越後国奥山庄内黒河条地頭職(新潟県胎内市)を和田彦四郎茂真が押領し、茂真の濫妨しているので、円心の沙汰通り茂真の濫妨を停止させ円心に支配させるよう、越後守護新田義貞が命令をだしています。
次回は10月25日にもう一度、224号文書から読み直します。奮ってご参加ください。問い合わせ・見学申し込みは、
nanbokuenjoy1392@gmail.com
まで。