11月29日開催の南北朝時代を楽しむ会研究部の11月度勉強会で『南北朝遺文関東編』の229〜233号文書を輪読しました。
229・230号文書...建武2年4月25日「伊北常信朗請取状案」・「魚道常綱請取状」『神奈川県立金沢文庫保管称名寺文書』
東六郎盛義の跡、上総国周東郡子安村の土地が押領されているのではないかとの疑いがあり、使いの伊北三郎常信・魚道七郎常綱方が、建武2年4月19日に確認したところ、代官の住宅が焼き払われました。急ぎ確認したところ東六郞胤義は居住しておらず、押領の事実もなく、称名寺領で間違いないと報告しています。
233号文書...建武2年4月「美濃国茜部庄百姓等起請文」『大和雑輯東大寺文書』美濃国茜部庄(岐阜県岐阜市茜部)起請文(神仏に誓約する言葉)で、梵天・帝釈・閻魔大王・五道大神・王城鎮守大菩薩などの神に誓う実に規模壮大な起請文。実に24人。改めて百姓のパワーを感じる文書です。
次回は12月26日(木)20時から、234号文書から読みます。問い合わせは以下まで
nanbokuenjoy1392@gmail.com
皆さまふるってご参加ください!