南北朝時代を楽しむ会は4月25日、研究部南北朝遺文関東編の4月度勉強会を開きました。
、265号文書から輪読しました。概要は以下の通りです。
265号文書…正慶4年(建武2年)8月12日「北条時行奉行人連署安堵状」『相模明王院所蔵法華堂文書』
右大将家(源頼朝)法花堂禅衆清弁が申す、相模国林郷大多和村(神奈川県横須賀市太田和)田在家の寺領が違乱(秩序が乱される)されていました。関東が戦乱が落ち着いたら、元のように知行出来るようにして、違反するものがあれば、罪になることを伝えています。
この文書は、北条時行の奉行人連署安堵状では、唯一無二の文書です。
宏元・貞宗・髙泰は何者かは不詳ですが、北条得宗家の元側近でしょう。北条時行が鎌倉を奪還した折の貴重な文書には変わりないです。
また、『園太暦』の執筆者洞院公賢が名を連ねているのも興味深いです!
今回は『南北朝遺文関東編』265号文書から270号文書まで輪読しました。次回は5月30日(金)20時から約2時間開催します
皆さま奮ってご参加下さい☆
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